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Xファイルのためのブログだったのですが、現在はおばさんのグチログとなり果てております。


by redsherry4869

医療事故

産婦人科で妊婦さんが死亡した事件が話題となっています。
医療ミスなのか、努力はしたけれどやむを得ない結果なのか・・・、
判断は難しいと思います。

私は学生の頃歯科医院で受付のアルバイトをしていたんですが、医療行為というのは難しいなと思いました。
私は直接治療に携わる事はできませんのであくまで傍観者なのですが、麻酔一つにしても少量で効く人と、通常の倍くらいの量を打ってもぜんぜん効かない人がいるんです。
同じ患者さんでもその時の体調などによって効き方が違う時もあります。

外科手術ほどではありませんが出血も伴います。
抜歯はできれば避けたいのですが、歯茎への影響などから抜かざるを得ない時もあります。
抜歯後出血が止まらないという事が2度ほどありました。

1人目の患者さんは、以前にも抜歯の経験があり、特に難しい抜歯でもなかったのですがなぜかこの時に限って止まりませんでした。
幸い止血剤が効きましたが、同じ患者さんでも油断できないのだなと思いました。

もう一人の患者さんは若い男性だったのですが、麻酔の効きが悪く通常より多めに打って抜歯したのですが、その直後からドクドクという感じで出血しはじめました。
出血の仕方が異状だったので先生がピンときたらしく、

『○○さん、もしかしてお酒飲んでませんか?』

と訊ねると、

『歯を抜くのが怖かったんで景気づけに一杯やってきました。』

という返事が返ってきました。

普段は温和な先生でしたがこの時はものすごく怒りました。

すぐに止血剤を飲んでもらって、待合室の椅子に横になってもらいました。

30分後どうにか出血は止まりましたけど、あの時はホントこっちがびびりました・・・。

他にも薬が体に合わず救急車で病院に運ばれた人もいました。
この人はアレルギー体質だったようです。

病院にかかる時、自分の体にリスクがある人(アレルギー体質・持病がある・血が止まりにくい等)は、必ず申し出てほしいですね。
もちろん治療中は自分の体にリスクを増やさないでほしいです。
飲酒して病院に来るなんてもっての外ですわ。

歯や歯茎は本人のこまめな手入れというのが一番大事なのですが、たかが歯の1本くらいと油断する人は結構多いです。
でも歯や歯茎が健康が体の健康にもつながっているのですけどね。



歯の治療でこれだけいろいろの事があるのですから、ましてや産婦人科は母体と赤ちゃんの両方の状態をみなければならないのですから大変だと思います。
極端な話、母体を優先するのか赤ちゃんを優先するのかという選択を迫られる事もあると思います。
私のいとこは血液型がABのRh-だったので、お産を受け入れてくれる病院を探すの大変だったみたいです。

一昔前はお産でなくなる人が多く『女の一大事』といわれていましたけれど、最近は母子共に健康が当たり前のように思われています。
お産は本当は何が起きるのかわからないものなのです。
by redsherry4869 | 2006-03-18 16:05 | ささやかな日常